過去の京都文学賞

第4回京都文学賞

第4回京都文学賞は、令和4年8月1日から令和5年5月12日まで作品の募集を行い、336作品(一般部門304作品、中高生部門25作品、海外部門7作品)の御応募をいただきました。
書評家等による一次選考、読者選考委員による二次選考を経て、昨年11月中旬に最終選考会を開催し、二次選考を通過した13作品(一般部門8作品、中高生部門3作品、海外部門2作品)の選考を行い、受賞作等が選定されました。

部門 応募数 一次選考 二次選考 最終選考
一般部門 304 36 8 2(最優秀賞、優秀賞※1
中高生部門 25 9 3 2※2(最優秀賞、優秀賞)
海外部門 7 2 2 2※3(優秀賞2点)
合計 336 47 13 6

※1 一般部門優秀賞は、読者選考委員賞も同時受賞
※2 中高生部門は、最優秀賞、優秀賞のほか、奨励作1作品を選出
※3 海外部門は、最優秀賞の該当作なし

第4回京都文学賞の募集要項はこちら
 

表彰式

日時 令和6年1月17日(水) 午前11時~
場所 京都市役所 本庁舎4階 正庁の間

 

最終選考

最終選考委員11名による最終選考を行い、13作品(一般部門8作品、中高生部門3作品、海外部門2作品)から受賞作を決定しました。

最終選考委員について(敬称略)
・いしいしんじ(作家)
・井上荒野(作家)
・校條剛(作家・評論家)
・大垣守弘((一社)京都出版文化協会代表理事)
・栗山圭子(京都新聞総合研究所副所長・THE KYOTO編集長)
・砂川敬(京都市文化芸術政策監)
※上記6名に読者選考委員の代表5名を加えた、計11名で最終選考会を実施。

 

受賞作

⼀般部門

  1. 最優秀賞(賞金100万円、出版化)
    受賞作「危険球」木住 鷹人(きすみ ようと)=ペンネーム=
  2. 優秀賞(賞金50万円)
    読者選考委員賞 ※1
    受賞作「一菓」髙田 充(たかだ みつる)
    ※1 一般部門の最終候補8作品から、読者選考委員が選出

中高生部門

  1. 最優秀賞(図書カード10万円分)
    受賞作「千紫万紅、夏の暮れ。」たかだらん =ペンネーム=
  2. 優秀賞(図書カード5万円分)
    受賞作「僕と夏と君との話」幾野 旭(いくの あさひ)
  3. 奨励作(図書カード1万円分) ※2
    「グッドアンドバッド」村右衛門(むらえもん)=ペンネーム=
    ※2 受賞には至らなかったものの、中学生での小説の執筆という大いなる挑戦と御努力に敬意を表し、奨励作としました。

海外部門

  1. 最優秀賞(賞金10万円)
    受賞作 該当作なし
  2. 優秀賞(賞金5万円) ※3
    受賞作「柳の枝に吹く風」Stegmueller Achim(ステッグミューラー アヒム)
    受賞作「睡蓮の横顔」林 柏和(りん かしわ)=ペンネーム=
    ※3 最優秀賞に相応しいとされた作品はなかったものの、両作品ともそれぞれの文化を背景とした独自の魅力があることが評価され、
     優秀賞としました。

各部門の受賞者の紹介と受賞作のあらすじ、作品の⼀部抜粋はこちら
最終選考委員(いしいしんじ氏、井上荒野氏、校條剛氏)の選評はこちら

 

二次選考

読者選考委員30名による二次選考を行い、47作品(一般部門36作品、中高生部門9作品、海外部門2作品)から13作品(一般部門8作品、中高生部門3作品、海外部門2作品)を選定しました。
※全国から27名の応募があり、21名を新任。第3回からの再任9名と合わせ30名を選定

二次選考通過作品 ※順不同

1. ⼀般部門(8作品←36作品←304作品 ※1

【作品名】 【ジャンル】※2 【作者名】
危険球 青春 木住 鷹人
京都上ル下ルコル 青春 西荻 麦
高嶺で咲けるだけ喜べよ その他(エンタメ) 月岡 晴馬
夜の迷宮 純文学 中 幾何
旅立ちコーヒー 純文学 杉本 正人
一菓 純文学 髙田 充
夜な夜な ミステリー 夏野 緑
夢の浮橋 時代 有汐 明生

2. 中高生部門(3作品←9作品←25作品 ※1

【作品名】 【ジャンル】※2 【作者名】
僕と夏と君との話 ファンタジー 霜月 びいどろ
千紫万紅、夏の暮れ。 純文学 たかだ らん
グッドアンドバッド ファンタジー 村右衛門

3. 海外部門(2作品←2作品←7作品 ※1

【作品名】 【ジャンル】※2 【作者名】
柳の枝に吹く風 純文学 Stegmueller Achim
睡蓮の横顔 ファンタジー 林柏和

※1 ⼆次選考通過作品数← ⼀次選考通過作品数← 応募作品数
※2 応募者からのお申出による

二次選考を通過しなかった一般部門の作品の寸評はこちら
二次選考を通過しなかった中高生部門の作品の寸評はこちら

 

一次選考

書評家など9名による一次選考を行い、応募数336作品(一般部門304作品、中高生部門25作品、海外部門7作品)から47作品(一般部門36作品、中高生部門9作品、海外部門2作品)を選定しました。

⼀次選考通過作品 ※順不同

  1. 一般部門(36作品/304作品)(⼀次選考通過作品数/応募作品数)
    • アスラ聶記
    • 危険球
    • 偏差値72の恋
    • 京都上ル下ルコル
    • 虚空華(こくうげ)
    • 僕は君と、嘘の世界に囲まれて。
    • 京都ミステリRUN〜殺意の匂い〜
    • 京都ボンバーレモン
    • 顔のない雪だるま
    • 天正初恋物語
    • 黒田辰秋 梵の刻
    • 高嶺で咲けるだけ喜べよ
    • コバの光
    • 今夜、祇園のバーで
    • パスティーシュであればこそ
    • ブラック・メサイア
    • チャイルド・ストーン
    • きみとルララ、鴨川で
    • ねむ いね
    • ミッドナイト・ア・ラ・モード
    • 『西洞院劒』十一代 和泉守兼定 古川清右衛門伝
    • 鶴亀サブレとエイセイボーロ
    • 騒音ジャム・セッション
    • 高瀬川こいにこい
    • 夜の迷宮
    • 京都の大学生
    • その刀の煌めきは
    • 百代の庭師
    • 山紫水明
    • 旅立ちコーヒー
    • 「一菓」
    • 小栗栖の藪、偽りの首
    • 夜な夜な
    • 夢の浮橋
    • 不足の正体
    • 『祈ぎごとひとつ、いくものふたり』
  2. 中高生部門(9作品/25作品)(⼀次選考通過作品数/応募作品数)
    • 「また、今日と出会えますように」
    • 京都国
    • 美しい味
    • ねこの手 わたしの手
    • 朱色の逃走
    • 僕と夏と君との話
    • 千紫万紅、夏の暮れ。
    • サードニクスの指輪
    • グッドアンドバッド
  3. 海外部門(2作品/7作品)(⼀次選考通過作品数/応募作品数)
    • 柳の枝に吹く風
    • 睡蓮の横顔

第3回京都文学賞

第3回京都文学賞では、4月30日から9月13日まで作品の募集を行い、一般・中高生・海外の3部門で計270作品が集まりました。
書評家等による一次選考、読者選考委員による二次選考を経て、2月中旬に最終選考会を開催し、二次選考を通過した11作品(一般部門6作品、中高生部門3作品、海外部門2作品)の選考を行い、受賞作品が決定しました。
3月30日に京都市役所 正庁の間にて第3回表彰式を執り行いました。

応募数 一次選考 二次選考 最終選考
一般部門 218 32 6 2
中高生部門 42 9 3 2
海外部門 10 4 2 0
合計 270 45 11 4

※海外部門奨励作2作品選出

第3回京都文学賞の募集要項はこちら

 

表彰式

日時 令和4年3月30日(水) 11:00~
場所 京都市役所 本庁舎 正庁の間
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、交流会を中止。

 

最終選考

最終選考委員10名による最終選考会を行い、11作品(一般部門6作品、中高生部門3作品、海外部門2作品)から受賞作を決定しました。

最終選考委員について
・いしい しんじ(作家)
・井上 荒野(作家)
・校條 剛(文芸評論家)
・大垣 守弘((一社)京都出版文化協会代表理事)
・内田 孝(京都新聞総合研究所特別編集委員)
・山中 博昭(京都市文化芸術政策監)
※上記6名に読者選考委員の代表4名を加えた、計10名で最終選考会を実施。

 

受賞作

⼀般部門

  1. 最優秀賞(賞金100万円、出版化)
    受賞作 『備忘六』 佐藤 薫乃(さとう ゆきの)
  2. 優秀賞(賞金50万円)
    受賞作 『十七回目の出来事』 折小野 和広(おりこの かずひろ)

中高生部門

  1. 最優秀賞(図書カード10万円分)
    受賞作 『闇に浮かぶ浄土』 高野 知宙(たかの ちひろ)
    ※祥伝社から刊行予定
  2. 優秀賞(図書カード5万円分)
    受賞作 『彼のシナリオ』 小峰 大和(こみね やまと)

海外部門

  1. 最優秀賞(賞金10万円)
    受賞作なし
  2. 奨励作(図書カード1万円分)
    受賞には至らなかったものの、外国籍の方が日本語での小説の執筆という困難なことに挑戦したご努力に敬意を表し、最終選考作品2作を奨励作としました。
    ・ 『忘れられた記憶』 イザベラ・ディオニシオ
    ・ 『母は桃が好きだった』 ダヨン

各部門の受賞者の紹介と受賞作のあらすじ、作品の⼀部抜粋はこちら
最終選考委員(いしいしんじ、井上荒野、校條剛)の選評はこちら

 

二次選考

読者選考委員40名による二次選考を行い、45作品(一般部門32作品、中高生部門9作品、海外部門4作品)から11作品(一般部門6作品、中高生部門3作品、海外部門2作品)を選定しました。
※全国から31名の応募があり、5名を新任。第2回からの再任35名と合わせ40名を選定

二次選考通過作品 ※順不同

1. ⼀般部門(6作品←32作品←218作品 ※1

【作品名】 【ジャンル】※2 【作者名】
十七回目の出来事 SF 折小野 和広
桜酔い 青春 奈波 はるか
鬼と雨 純文学 荷福 文
教えて、シュレーディンガー 青春 新貝 柚
備忘六 ファンタジー 佐藤 薫乃
天楽(てんがく)の鬼 ファンタジー 彼方 みさき

2. 中高生部門(3作品←9作品←42作品 ※1

【作品名】 【ジャンル】※2 【作者名】
二乗の翡翠 青春 長月 藍苺
闇に浮かぶ浄土 歴史 高野 知宙
彼のシナリオ ミステリー 小峰 大和

3. 海外部門(2作品←4作品←10作品 ※1

【作品名】 【ジャンル】※2 【作者名】
忘れられた記憶 恋愛 ディオニシオ イザベラ
母は桃が好きだった 純文学 ダヨン

※1 ⼆次選考通過作品数← ⼀次選考通過作品数← 応募作品数
※2 応募者からのお申出による

二次選考を通過しなかった一般部門の作品の寸評はこちら
二次選考を通過しなかった中高生・海外部門の作品の寸評はこちら

 

一次選考

書評家など9名による一次選考を行い、応募数270作品(一般部門218作品、中高生部門42作品、海外部門10作品)から45作品(一般部門32作品、中高生部門9作品、海外部門4作品)を選定しました。

⼀次選考通過作品 ※順不同

  1. 一般部門(32作品/218作品)(⼀次選考通過作品数/応募作品数)
    • 酔芙蓉の寺
    • 宮居樞𣷓韭𥫤婢孁尊
    • 天下所司代 幻の京大仏
    • めいぷるしろっぷ・ばたーとーすと
    • 同じ山ぎはを見ていた
    • フィット
    • 有為の創痕
    • 十七回目の出来事
    • 小説 花いらんかえ
    • 無名の都
    • 桜酔い
    • ラブ・ミー・ドゥー
    • 夜に鳴くセミ
    • 鬼と雨
    • 河原町通の儀式
    • 教えて、シュレーディンガー
    • アマビエ観察日記
    • デミタスカップの小さなロマンス
    • 備忘六
    • 橋の向こう側
    • 幸せの育て方
    • 悪魔の囁きとNの喜劇
    • 羅生門の猫
    • 都の錦
    • 月の河——秦河勝異聞——
    • 馬の泪
    • 一子相伝の蒼穹
    • 文豪誕生!
    • 妖術師
    • 五条高瀬川・少年探偵絵巻
    • 天楽(てんがく)の鬼
  2. 中高生部門(9作品/42作品)(⼀次選考通過作品数/応募作品数)
    • 先日助けていただいた八つ橋です
    • 二乗の翡翠
    • 闇に浮かぶ浄土
    • 五条通りを歩く鬼
    • 失恋
    • この想いが届くと信じて
    • 似たもの同士
    • 後ろの正面だあれ?
    • 彼のシナリオ
  3. 海外部門(4作品/10作品)(⼀次選考通過作品数/応募作品数)
    • 忘れられた記憶
    • 母は桃が好きだった
    • 鈴虫の飛行船
    • 残夢

第2回京都文学賞

第2回京都文学賞では、5月1日から9月14日まで作品の募集を行い、一般・中高生・海外の3部門で計331点の作品が集まりました。
書評家等による一次選考、読者選考委員による二次選考を経て、2月上旬に最終選考会を開催し、二次選考を通過した11作品(一般部門6作品、中高生部門4作品、海外部門1作品)の選考を行い、受賞作品が決定しました。
3月30日に京都市京セラ美術館 本館 光の広間にて第2回表彰式を執り行いました。

応募数 一次選考 二次選考 最終選考
一般部門 283 24 6 3
中高生部門 42 10 4 2
海外部門 6 2 1 1
合計 331 36 11 6

※海外部門の作品が一般部門の最優秀賞(併せて、海外部門最優秀賞も受賞)となった。

第2回京都文学賞の募集要項はこちら

 

表彰式

日時 令和3年3月30日(火) 18:00~
場所 京都市京セラ美術館 本館 光の広間
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、交流会を延期。

 

最終選考

最終選考委員11名による最終選考を行い、11作品(一般部門6作品、中高生部門4作品、海外部門1作品)から受賞作を決定しました。

最終選考委員について
・いしいしんじ(作家)
・原⽥マハ(作家)
・校條剛(文芸評論家)
・⼤垣守弘((⼀社)京都出版⽂化協会代表理事)
・内⽥孝(京都新聞総合研究所所⻑)
・北村信幸(京都市⽂化芸術政策監)
※上記6名に読者選考委員の代表5名を加えた、計11名で最終選考を実施。

 

受賞作

⼀般部門

  1. 最優秀賞(賞⾦100万円、出版化)
    受賞作 『鴨川ランナー』 グレゴリー・ケズナジャット
    ※令和3年秋頃、講談社から刊行予定
    ※最終選考会において、中高生部門・海外部門の作品でも、一般部門での選考に相応しい作品があるという意見が選考委員から挙げられ、検討、議論の結果、海外部門の『鴨川ランナー』が一般部門の最優秀賞(併せて、海外部門最優秀賞も受賞)となりました。
  2. 優秀賞(賞⾦50万円)
    受賞作 『つじもり』 丸本 暖(まるもと だん)
    受賞作 『鬼灯』 家野 未知代(いえの みちよ)

中高生部門

  1. 最優秀賞(図書カード10万円分)
    受賞作 『鴨川の詩』 足立 真奈(あだち まな)
  2. 優秀賞(図書カード5万円分)
    受賞作 『カタストロフ』 大鹿 日向(おおしか ひゅうが)

海外部門

  1. 最優秀賞(賞⾦10万円)
    受賞作 『鴨川ランナー』 グレゴリー・ケズナジャット ※再掲

各部門の受賞者の紹介と受賞作のあらすじ、作品の⼀部抜粋はこちら
最終選考委員(いしいしんじ、原⽥マハ、校條剛)の選評はこちら
中高生部門の受賞作は、こちらから読むことが出来ます!

 

二次選考

読者選考委員40名による二次選考を行い、36作品(一般部門24作品、中高生部門10作品、海外部門2作品)から11作品(一般部門6作品、中高生部門4作品、海外部門1作品)を選定しました。
※全国から48名の応募があり、10名を新任。第1回からの再任30名と合わせ40名を選定

二次選考通過作品 ※順不同

1. ⼀般部門(6作品←24作品←283作品 ※1

【作品名】 【ジャンル】※2 【作者名】
凶都夜話 純文学 東 賢次郎(ひがし けんじろう)
鬼灯 純文学 家野 未知代(いえの みちよ)
祇園の矜持――モルガンお雪 時代 辺見 鵜映(へんみ うえい)
鴨川の水面に光るのは 恋愛 小柳 佳南子(こやなぎ かなこ)
ふくげん屋 恋愛 益田 昌(ますだ しょう)
つじもり SF 丸本 暖(まるもと だん)

2. 中高生部門(4作品←10作品←42作品 ※1

【作品名】 【ジャンル】※2 【作者名】
カタストロフ 恋愛 大鹿 日向(おおしか ひゅうが)
鴨川の詩 青春 足立 真奈(あだち まな)
天橋立 股のぞき ミステリー 佐藤 桜(さとう さくら)
ミステリー 山下 桂史(やました けいし)

3. 海外部門(1作品←2作品←6作品 ※1

【作品名】 【ジャンル】※2 【作者名】
鴨川ランナー 純文学 グレゴリー・ケズナジャット

※1 ⼆次選考通過作品数← ⼀次選考通過作品数← 応募作品数
※2 応募者からのお申出によるもの

二次選考を通過しなかった一般部門の作品の寸評はこちら
二次選考を通過しなかった中高生・海外部門の作品の寸評はこちら

 

一次選考

書評家など13名による一次選考を行い、応募数331作品(一般部門283作品、中高生部門42作品、海外部門6作品)から36作品(一般部門24作品、中高生部門10作品、海外部門2作品)を選定しました。

⼀次選考通過作品 ※順不同

  1. 一般部門(24作品/283作品)(⼀次選考通過作品数/応募作品数)
    • 凶都夜話
    • 帰ってきたギャルソン
    • スマイルカット
    • ふくげん屋
    • いたわる町
    • はやてに捧ぐ
    • 植物姉妹
    • 鴨川の水面に光るのは
    • 108万円のピック
    • ケセラセラ
    • 鬼灯
    • 就活なんて大嫌い
    • サンゼンたる
    • つじもり
    • おりょう
    • 月は真宵に、八千代に花は
    • 『刀ゆうれい』―幕末京都所司代事件帖
    • 京狩野の女絵師
    • とりかへばやプリズム
    • 京都三条会 謎解きバル三日月
    • 鴨川今昔物語り
    • 八文字屋自笑 流水の宴
    • 祇園の矜持――モルガンお雪
    • 地縛霊のヒッチハイク
  2. 中高生部門(10作品/42作品)(⼀次選考通過作品数/応募作品数)
    • 春が来る
    • 天橋立 股のぞき
    • 春さん
    • 鴨川の詩
    • おばあちゃんの小箱
    • 三年前の現在(いま)の誰も知らない真実
    • カタストロフ
    • 人形の夢と目覚め
    • 昔の僕へ。今の僕は幸せです。
  3. 海外部門(2作品/6作品)(⼀次選考通過作品数/応募作品数)
    • 鴨川ランナー
    • 声に出した沈黙

第1回京都文学賞

第1回京都文学賞では、6月1日から9月30日まで作品の募集を行い、一般・中高生・海外の3部門で計537点の作品が集まりました。
書評家等による一次選考、読者選考委員による二次選考を経て、2月上旬に最終選考会を開催し、二次選考を通過した10作品(一般部門5作品、中高生部門3作品、海外部門2作品)の選考を行いました。
3月30日に実行委員会第2回総会を開催し、受賞作等を決定。また、同日に京都市役所内にて第1回表彰式を執り行いました。

応募数 一次選考 二次選考 最終選考
一般部門 464 44 5 2
中高生部門 64 7 3 2
海外部門 9 3 2 0
合計 537 54 10 4

※海外部門奨励作2作品選出

第1回京都文学賞の募集要項はこちら

 

表彰式

日時 令和2年3月30日(月) 17:30~
場所 京都市役所第一応接室
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、交流会を延期。

 

最終選考

最終選考委員11名による最終選考を行い、10作品(一般部門5作品、中高生部門3作品、海外部門2作品)から受賞作等を選定しました。

最終選考委員について
・いしいしんじ(作家)
・原⽥マハ(作家)
・校條剛(評伝作家)
・⼤垣守弘((⼀社)京都出版⽂化協会代表理事)
・内⽥孝(京都新聞総合研究所所⻑)
・北村信幸(京都市⽂化芸術政策監)
※上記6名に読者選考委員の代表5名を加えた、計11名で最終選考を実施。

 

受賞作

⼀般部門

  1. 最優秀賞(賞⾦100万円、出版化)
    受賞作『もう森へは⾏かない』 松下 隆⼀(まつした りゅういち)
    ※『羅城門に啼く』に改題し、新潮社から刊行
  2. 優秀賞(賞⾦50万円)
    受賞作『太秦――恋がたき』 藤⽥ 芳康(ふじた よしやす)
    ※『屋根の上のおばあちゃん』に改題し、河出書房新社から刊行

中高生部門

  1. 最優秀賞(図書カード10万円分)
    受賞作『マスクの秘密』 阪野 媛理(さかの ひめり)
  2. 優秀賞(図書カード5万円分)
    受賞作『⼗六畳の宝箱』 ⾼野 知宙(たかの ちひろ)

海外部門

  1. 最優秀賞(賞⾦10万円)
    受賞作なし
  2. 奨励作(図書カード5千円分)
    受賞には⾄らなかったが、外国籍の⽅が⽇本語での⼩説の執筆という困難なことに挑戦したご努力に敬意を表し、最終選考作品2作品を奨励作としました。
    ・『線対称な家族』 翁 筱⻘(おう しょうせい)
    ・『Cat under the moon』 古賀ブラウズ オリビア水伽月(こがぶらうず おりびあみかづき)

各部⾨の受賞者等の紹介と受賞作・奨励作のあらすじ、作品の⼀部抜粋はこちら
最終選考委員(いしいしんじ、原⽥マハ、校條剛)の選評はこちら
中高生部門の受賞作、海外部門の奨励作は、こちらから読むことが出来ます!

 

二次選考

読者選考委員40名※による二次選考を行い、54作品(一般部門44作品、中高生部門7作品、海外部門3作品)から10作品(一般部門5作品、中高生部門3作品、海外部門2作品)を選定しました。
※全国から87名の応募があり、40名を選定

二次選考通過作品 ※順不同

1. ⼀般部⾨(5作品← 44作品← 464作品 ※1

【作品名】 【ジャンル】※2 【作者名】
カワリモン 純文学 宮本 ⼤輔(みやもと だいすけ)
太秦――恋がたき その他 藤⽥ 芳康(ふじた よしやす)
紫式部誕⽣ 歴史・時代 星⼭ 健(ほしやま けん)
⾐通姫(そとおりひめ)の恋 歴史・時代 五条 ⼀(ごじょう はじめ)
もう森へは⾏かない 歴史・時代 松下 隆⼀(まつした りゅういち)

2. 中⾼⽣部⾨(3作品← 7作品← 64作品 ※1

【作品名】 【ジャンル】※2 【作者名】
⼗六畳の宝箱 歴史・時代 ⾼野 知宙(たかの ちひろ)
マスクの秘密 ⻘春・恋愛 阪野 媛理(さかの ひめり)
煌めき ⻘春・恋愛 ⼭下 ⾳緒(やました ねお)

3. 海外部⾨(2作品← 3作品← 9作品 ※1

【作品名】 【ジャンル】※2 【作者名】
線対称な家族 純⽂学 翁 筱⻘(おう しょうせい)
Cat under the moon SF・ファンタジー 古賀ブラウズ オリビア水伽月(こがぶらうず おりびあみかづき)

※1 ⼆次選考通過作品数← ⼀次選考通過作品数← 応募作品数
※2 応募者からのお申出によるもの

⼆次選考を通過しなかった一般部門の作品の寸評はこちら
⼆次選考を通過しなかった中高生・海外部門の作品の寸評はこちら

 

一次選考

書評家など13名による一次選考を行い、応募数537作品(一般部門464作品、中高生部門64作品、海外部門9作品)から54作品(一般部門44作品、中高生部門7作品、海外部門3作品)を選定しました。

⼀次選考通過作品 ※順不同

  1. ⼀般部⾨(44作品/464作品)(⼀次選考通過作品数/応募作品数)
    • 料理⼈
    • 傾国⽼⼈
    • ルーシー・イン・ザ・スカイ
    • 桓武の都
    • 冥界(カロン)の橋
    • 京都所司代探索録――上⽅からの軍船
    • 伏⾒参拝
    • エキウラのシゲロ
    • 昏迷の薬〜右近少将源佑成の事件簿〜
    • ⼗六年の悪逆
    • 平安京の⼈⿂
    • しるひとは、しるぞかし
    • はちみつレモン
    • 京都にての物語
    • ひこうき雲
    • 御幸町ウエディングロード
    • カワリモン
    • 東ドイツカメラ専⾨店
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  3. 海外部⾨(3作品/9作品)(⼀次選考通過作品数/応募作品数)
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