過去の京都文学賞
第2回京都文学賞では、5月1日から9月14日まで作品の募集を行い、一般・中高生・海外の3部門で計331点の作品が集まりました。
書評家等による一次選考、読者選考委員による二次選考を経て、2月上旬に最終選考会を開催し、二次選考を通過した11作品(一般部門6作品、中高生部門4作品、海外部門1作品)の選考を行い、受賞作品が決定しました。
3月30日に京都市京セラ美術館 本館 光の広間にて第2回表彰式を執り行いました。
応募数 | 一次選考 | 二次選考 | 最終選考 | |
---|---|---|---|---|
一般部門 | 283 | 24 | 6 | 3※ |
中高生部門 | 42 | 10 | 4 | 2 |
海外部門 | 6 | 2 | 1 | 1※ |
合計 | 331 | 36 | 11 | 6 |
※海外部門の作品が一般部門の最優秀賞(併せて、海外部門最優秀賞も受賞)となった。
表彰式
日時 令和3年3月30日(火) 18:00~
場所 京都市京セラ美術館 本館 光の広間
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、交流会を延期。
最終選考
最終選考委員11名による最終選考を行い、11作品(一般部門6作品、中高生部門4作品、海外部門1作品)から受賞作を決定しました。
最終選考委員について
・いしいしんじ(作家)
・原⽥マハ(作家)
・校條剛(文芸評論家)
・⼤垣守弘((⼀社)京都出版⽂化協会代表理事)
・内⽥孝(京都新聞総合研究所所⻑)
・北村信幸(京都市⽂化芸術政策監)
※上記6名に読者選考委員の代表5名を加えた、計11名で最終選考を実施。
受賞作
⼀般部門
- 最優秀賞(賞⾦100万円、出版化)
受賞作 『鴨川ランナー』 グレゴリー・ケズナジャット
※令和3年秋頃、講談社から刊行予定
※最終選考会において、中高生部門・海外部門の作品でも、一般部門での選考に相応しい作品があるという意見が選考委員から挙げられ、検討、議論の結果、海外部門の『鴨川ランナー』が一般部門の最優秀賞(併せて、海外部門最優秀賞も受賞)となりました。 - 優秀賞(賞⾦50万円)
受賞作 『つじもり』 丸本 暖(まるもと だん)
受賞作 『鬼灯』 家野 未知代(いえの みちよ)
中高生部門
- 最優秀賞(図書カード10万円分)
受賞作 『鴨川の詩』 足立 真奈(あだち まな) - 優秀賞(図書カード5万円分)
受賞作 『カタストロフ』 大鹿 日向(おおしか ひゅうが)
海外部門
- 最優秀賞(賞⾦10万円)
受賞作 『鴨川ランナー』 グレゴリー・ケズナジャット ※再掲
● 各部門の受賞者の紹介と受賞作のあらすじ、作品の⼀部抜粋はこちら
● 最終選考委員(いしいしんじ、原⽥マハ、校條剛)の選評はこちら
● 中高生部門の受賞作は、こちらから読むことが出来ます!
二次選考
読者選考委員40名※による二次選考を行い、36作品(一般部門24作品、中高生部門10作品、海外部門2作品)から11作品(一般部門6作品、中高生部門4作品、海外部門1作品)を選定しました。
※全国から48名の応募があり、10名を新任。第1回からの再任30名と合わせ40名を選定
二次選考通過作品 ※順不同
1. ⼀般部門(6作品←24作品←283作品 ※1)
【作品名】 | 【ジャンル】※2 | 【作者名】 |
---|---|---|
凶都夜話 | 純文学 | 東 賢次郎(ひがし けんじろう) |
鬼灯 | 純文学 | 家野 未知代(いえの みちよ) |
祇園の矜持――モルガンお雪 | 時代 | 辺見 鵜映(へんみ うえい) |
鴨川の水面に光るのは | 恋愛 | 小柳 佳南子(こやなぎ かなこ) |
ふくげん屋 | 恋愛 | 益田 昌(ますだ しょう) |
つじもり | SF | 丸本 暖(まるもと だん) |
2. 中高生部門(4作品←10作品←42作品 ※1)
【作品名】 | 【ジャンル】※2 | 【作者名】 |
---|---|---|
カタストロフ | 恋愛 | 大鹿 日向(おおしか ひゅうが) |
鴨川の詩 | 青春 | 足立 真奈(あだち まな) |
天橋立 股のぞき | ミステリー | 佐藤 桜(さとう さくら) |
夏 | ミステリー | 山下 桂史(やました けいし) |
3. 海外部門(1作品←2作品←6作品 ※1)
【作品名】 | 【ジャンル】※2 | 【作者名】 |
---|---|---|
鴨川ランナー | 純文学 | グレゴリー・ケズナジャット |
※1 ⼆次選考通過作品数← ⼀次選考通過作品数← 応募作品数
※2 応募者からのお申出によるもの
● 二次選考を通過しなかった一般部門の作品の寸評はこちら
● 二次選考を通過しなかった中高生・海外部門の作品の寸評はこちら
一次選考
書評家など13名による一次選考を行い、応募数331作品(一般部門283作品、中高生部門42作品、海外部門6作品)から36作品(一般部門24作品、中高生部門10作品、海外部門2作品)を選定しました。
⼀次選考通過作品 ※順不同
- 一般部門(24作品/283作品)(⼀次選考通過作品数/応募作品数)
- 凶都夜話
- 帰ってきたギャルソン
- スマイルカット
- ふくげん屋
- いたわる町
- はやてに捧ぐ
- 植物姉妹
- 鴨川の水面に光るのは
- 108万円のピック
- ケセラセラ
- 鬼灯
- 就活なんて大嫌い
- サンゼンたる
- つじもり
- おりょう
- 月は真宵に、八千代に花は
- 『刀ゆうれい』―幕末京都所司代事件帖
- 京狩野の女絵師
- とりかへばやプリズム
- 京都三条会 謎解きバル三日月
- 鴨川今昔物語り
- 八文字屋自笑 流水の宴
- 祇園の矜持――モルガンお雪
- 地縛霊のヒッチハイク
- 中高生部門(10作品/42作品)(⼀次選考通過作品数/応募作品数)
- 春が来る
- 天橋立 股のぞき
- 春さん
- 鴨川の詩
- おばあちゃんの小箱
- 三年前の現在(いま)の誰も知らない真実
- カタストロフ
- 夏
- 人形の夢と目覚め
- 昔の僕へ。今の僕は幸せです。
- 海外部門(2作品/6作品)(⼀次選考通過作品数/応募作品数)
- 鴨川ランナー
- 声に出した沈黙